泉清吉の漆刷毛製作工程

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多少の違いはあっても他店の漆刷毛もほとんど同じ、とお考えの方も多かろうと思います

実際は、カタチは同じでも中身はまったく違うものです。道具、材料、製作技法もこんなに違うかと思うほどです

生粋の神田江戸っ児職人のわたくしとしては、自分の仕事はこうですああですとは、言いたくありません

野暮ですからね〜

しかし、一子相伝の口伝・秘伝として伝えられてきた江戸伝統技法を述べてお く必要がでてきました

このまま放置すれば、全部同じと 思われかねません。

SNS などでまちがった情報などが流れています

これはどうしても避けたいと思います。

そんなわけで、公開できる範囲で、1656年以来360年間続いてきた泉清吉の伝統技法を掲載させていただ きました

写真は左から、七世 泉清吉 八世 泉清吉 九世 泉清吉。

2015年現在、この江戸からの伝統技法を行っているのは漆刷毛師の泉清吉だけとなりました。

 

江戸以来の毛引き・毛揃えをしているのは泉清吉のみ

江戸以来の毛固め 即時返しをしているのは泉清吉のみ

写真のように口で巻込紐を引っ張る工程も江戸以来の泉清吉のみ

自分の膝の上で巻込作業のクサビを打つ作業をしているのも江戸以来の泉清吉のみ

その他、違いはたくさんありますが上記の江戸伝統技法は譲れないところです